Yahoo! JAPAN サービス提供終了だって #265
釣りタイトルごめんなさい。(日本では今まで通りご利用いただけます!)
表題は釣りタイトルの様で本当のお話なんですよね。
今朝のニュースを見ているとYahoo! JAPANがEUとイギリスからのアクセス遮断を発表と言うのを目にしました。

なんでアクセス遮断をするのか。別に遮断する必要なんか無くない?って思われるかもしれませんが、大企業でインターネットによるサービス提供をしている場合そうはいかないんですよね。
別に、アクセス提供するのに特別お金がかかっている訳では無く、アクセスされることに対して、EU向けの対策をサービスに組み込まなければならずそれにお金がかかるということで今回の発表がざっくりとした内容です。(Yahoo! JAPANは今回のことについて詳細は書いていませんが笑)
なんで、EU向けにサービス提供するのに、別途対策をしなければいけないのか?と思われるかもしれませんが、数年前からEUでは個人情報保護に関してうるさくなり、いわゆるGAFA(Google ・Apple・Facebook・Amazon)のアメリカの巨大テック企業に厳しい姿勢をとるようになったのが始まりです。
この、個人情報の取り扱いについて、法制されたのが、General Data Protection Regulation 通称GDPRと呼ばれていて、日本語に直すと一般データ保護規則になります。
このブログに初めてアクセスしたときにも

このようなポップアップが出てきたのではないでしょうか?これもこの保護規則に則って表示しなければならず、自分のサイトもメインは日本からのアクセスですが、世界中で広告を表示させて閲覧可能なコンテンツを提供するにあたりEUからのアクセスの可能性もあるので、利用者の皆様には大変煩わしい思いをさせて申し訳ありませんが、そういうことです。
Yahoo! JAPANに関しても、日本向けの独立したサービスですし、EU内で需要があるとして、自分のような在外邦人ぐらいでしょうし、問題になることは無いはずですが、ルールはルールですし、運営元はZホールディングスで大企業なので、そこがEUの法令を守らないと、罰金を数十億単位の罰金を払わされている企業もいるのでそんなリスクを負ってかつ1%にも満たないEUからのアクセスを遮断してしまったほうがコスパ的にも良いと判断されてしまったのでしょう。
特に、Yahoo! JAPANは日本向けのサービスなので、広告(ターゲット広告)も基本的に日本向けのサービスしか表示されず、EU在住者がその広告を見たとしても購買につながることもすくないので、利益にもならなければ、リスク増大にしかならないので妥当といえば妥当ですけどね。
まー自分自身も朝にYahoo!ニュースを読むのが日課くらいで、他のサービスをあまり利用することも無いので、問題ないといえば問題ないですし、おそらくVPNを経由すればアクセスはできるはずなので、まー良いかな?と言っても、少しさみしい気もしますが、EUは少しGDPRに対してうるさすぎなような気もします。サイトを開くたびにCookieを承認しますか?ってポップアップが出てくるのうざいもんね…