最新ながら聞きイヤホン ソニーLink Buds WF-L900 #302
ソニーから新発売された、Link Buds WF-L900 を試聴してきました。
まず、装着した感想を書くと、つけるのが少し難しいかな?って印象ですが、おそらく使っているうちに慣れてくるはずなので、問題ないかなと思いました。それ以外に、装着感は特に他のワイヤレスイヤホンと違和感はありませんでした。(Air Podsはカナル型なので除く。)
肝心の音質に関してですが、やはり、フラッグシップモデルのWF-1000XM4と比べるとやはり音質が劣るような感じもします。
というのも、このイヤホンの特徴である外の音が自然に聞こえる仕組みで環境音が耳に入ってくるので、スピーカーで流れているような感覚です。
音に関しては好き好みが分かれるので、なんとも言えませんが、少し軽い味付けの印象で、ドスドス系ではないと思います。
なので、面白い感覚で、通常のワイヤレスイヤホンであれば、付け心地と音質はどちらかというと分離して考えがちですが、この Link Buds は付け心地と音質を合わせて評価したくなるような製品でした。
それぐらい、イヤホンをしていることを忘れるような感覚になります。
お試しはもちろん、店内でのみだったので、店内放送とお客さんからの雑音でしか体験はできませんでしたが、外でつけて実際に街なかを、家で付けてPC等で作業をしながらを考えるとかなりワクワクする仕上がりだと思います。
ソニーは以前から Xperia Era Duo という、自然外音取り込み式のワイヤレスイヤホン、その後もオープンイヤーステレオヘッドセット SBH82D や STH40D を発売しており、そのノウハウがあったからこそ、今回、完全ワイヤレスタイプの発売ができたのかな?って思いました。
実際に、有線式のSTH40Dと比べても使い勝手や質は向上している感があり、オープンイヤー型を求めている人にはいい商品かな?と思いました。
じゃぁ、欲しいの?と思われるかもしれませんが、自分はいらないかな?って感じです。
というのも、自分の場合は、音楽を聞きたければスピーカーで聞きますし、イヤホンをするときは基本一人の時なので、そこまで困ることもないからです。
しかも、ドイツの場合はイヤホンをしながら自転車を漕ぐことも法律違反ではないので、周りの音が聞こえる程度の音で、練習の道中等は、普通のイヤホンをしたりしています。
ということで、今回発売された、Link Buds WF-L900 は特定の人には引っかかる製品かもしれませんが、残念ながら万人受けするかは分かりませんね。
あと、1000Xシリーズは数字とアルファベットの乱立で分かりにくく、今回はようやく、呼び名が付いたものの、Link Buds ってなんか Samsung Galaxy Buds のパクリのような、製品名が似ていて、正直これもぱっとしないですよね。
どうせなら、もっとインパクトのあるネーミングにして欲しかったですが、ソニーさん、もっとマーケティングを頑張ってくださいーーーー!