ボートオリンピック世界最終予選【まとめ】
土曜日の夕方、月曜日の昼前後にルツェルンでは荒天(強風)が予想されるため日曜日に決勝までの全レースが繰上げされることが発表されました。(ドイツも週末から水曜日ぐらいまで雷雨が予報されていて、今天気が不安定な季節)
ということで、土曜日の夕方に敗者復活戦が実施され、日曜日に準決勝と決勝が行われました。
女子シングルスカル(米川 志保 トヨタ自動車)
予選
ラスト1600mからの追い上げで、1位を先行していたドイツを逆転し見事1位で予選通過 –> 決勝へ
レースペースも見事でイーブンペースを維持し、第4クォーターでは約1秒アベレージが上がっています!終盤、スピードが落ちたドイツの選手をさしてのゴールになりました。
決勝
第1クォーターは好調な滑り出し、ただ、第1クォーターを少し飛ばしすぎたせいか、第3クォーターで3位だった、ベラルーシの選手に逆転され、1位ギリシャ 2位ベラルーシ 3位日本の順番でゴール。
残念ながら、あと一歩のところで、オリンピックの出場権を獲得することはできませんでした。ただ、今まででオープン種目で世界3位という結果は日本のローイング界にとって、希望が見える結果ではないしょうか?
ほりん!お疲れ様!
女子シングルスカル 結果一覧
軽量級男子ダブルスカル
(西村 光生 アイリスオーヤマ ・ 古田 直輝 NTT東日本)
予選
第1クォーターは1ー4位までほぼ横並びの状況で第2クォーターに突入。
1位でゴールしたチェコは終始一定したスピードを出し続けそのままゴール。日本は第4クォーターに差し掛かったところで、少し失速。中国も最後は落ちていましたが(流していたかも)抜き返しはできず、3位でゴール –> 敗者復活戦へ
敗者復活戦
この敗者復活戦で3位以上でなければ、その時点でオリンピックの道が途絶えてしまうので、なんとしても3位以内に入らなければいけません。日程の変更もあり敗者復活戦周り組には少しハードなレーススケジュールとなりますが、受け入れなければいけません。
第1クォーターは1位で通過と好調な滑り出し。第3クォーターで少しスピードが落ちてしまうも、第4クォーターで巻き返し、1-4位接戦の中、無事3位でゴール! –> 準決勝へ
準決勝
勝負の分かれ道で且つ、一番厳しいレースになる準決勝。
そのプレッシャーから力が入ってしまうレースでもあります。
第1クォーターは1-5位が比較的横並びで通過。第2・3クォーターでは各クルー一定のスピードを出し続けたものの、ゴールするまで順位の変動は起こらず、日本は5位でゴール –> ELM
残念ながら、ここでオリンピックへの出場権を獲得することはできませんでした。
西村さん、古田、お疲れ様でした!
個人的には、2日間でMAX4レースをこなすことはかなりハードだと思います。そして、軽量級種目はオリンピックがダブルスカルのみで軽量級の全選手が集中するためとてもハードな選考になります。IOCの方から男女の参加人数の均衡化、各競技の参加人数の縮小化が求められる中で、軽量級選手の居場所がどんどん小さくなっていますが、可能なか限り継続、または拡大して欲しいです。
軽量級男子ダブルスカル 結果一覧
ローイングオリンピック世界最終予選は終了しましたが、5月21ー23日まで引き続き Luzern Switzerlandで 2021 WORLD ROWING CUP II が開催されます!
メンバー
- 男子シングルスカル 荒川 龍太(NTT東日本)
- 軽量級女子ダブルスカル 大石 綾美(アイリスオーヤマ) 冨田 千愛(関西電力)
- 軽量級男子シングルスカル 宮浦 真之(NTT東日本)
- 軽量級女子シングルスカル 山領 夏実(デンソー)
引き続き、CREW JAPANを応援しましょう!