省エネルギーローイング #33
皆さん何かモノを動かすときって力を使いますよね?そんなの当たり前だろって思うかもしれませんが、良くingが付くスポーツは動き続ける動作をします。ローイング、サイクリング、スイミング、ランニング etc…
もちろん、それぞれ、空気抵抗や水の抵抗があるので人間はパワーの出力が必要です。ただ、ing
が付くスポーツは最初は動き出すのにパワーをより必要としますが、一度動き出すと、慣性の法則に従って、動き続けようとします。
つい最近、ローイングコーチの無良さんも興味深いツイート(RT)をしていました。
ロウイングと共通点が本当に多い。これらが乗り物系競技の本質なのかも知れないな。 https://t.co/kPvfk0SRu5
— ムラマコト (@Mako_the_Rower) June 5, 2021
リツイート元の自転車競技について書かれている様にパワー=スピードという考えになっていて、如何に同じパワーでより進めることができるのかという、一番の目的が失われていないか?そういうことです。
以前、自分もホームページの方に書きましたが、ドイツに来てから、日本で考えていた軽い漕ぎ方を超えてきました。
つまり、如何に省エネルギー(低ワット)で楽に漕ぐことができるか。つまり、2000mの中でスタートとラストスパート以外のコンスタントを如何に省エネルギーで速く漕ぎ、ラストスパートで更にスピードを上げていくことができるかが勝負の分かれ目になります。
ただ、軽いリズムって、自分でこれが軽いリズムだって思ったとしても、それ以上に軽いリズムが存在していたりするので、大きいボートに乗ってスピード感と軽いリズムを体感してそれを小艇でもできる様にトレーニングするのも手段の一つです。(ただし、あまりも遅い4X や8+に乗ってトレーニングしてもあんまり意味ないかも)
また、オランダのエイトチーム Holland Acht ではボートに電動モーターを搭載させて、軽い水中、リズムを体感できるようにトレーニングをしているようです。
まー、スポンサーがレッドブルなので革新的で更には金もあるのでできることなのかもしれませんが、日本でも工夫すれば高速水中=軽いリズムを体感することができるかもしれませんね!
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