電動キックスクーター #55
日本でも、いよいよ、シェア電動キックスクーターのレンタルサービスがスタートしましたね。
おそらく、日本で今一番シェアがあるのがLuupだと思いますが、交通ルールを守らなかったり、危険な運転がニュースにもなっています。
ドイツ(欧米)では数年前からシェア電動キックスクーターサービスが先行してサービス開始をしていて、ドイツで展開最大手は黄緑色のスクーター、LIMEです。(もしくは、TIERです。)
ただ、もちろんドイツでも、シェア電動キックスクーターでトラブルが無いわけではなく、リリース直後は様々な問題が発生していました。
例えば、歩行者天国の商店街を猛スピードで暴走したり、道路の真ん中を走行したり、通行の妨げになる場所や私有地に放置したりとルールを守っている利用者は有用にしているものの、ルールを守らない人が目立つ状況になっています。
日本と異なり、ドイツでは基本的にエリア内(例えば大都市内)では乗捨てが可能で、歩道のど真ん中や、駅構内まで、そこら中に電動キックスクーターが放置、転がってる状態です。これは、流石に邪魔でサービス提供者側も歩行や通行の邪魔にならない場所に駐車してくださいとアナウンスしています
が、まー、もちろんそんなルールも守られる訳なく、LIME🍋、TIERその他競合数社がケルン市内ではサービス提供しており、いろとりどりの電動キックスクーターが溢れている状態です。(例えば、一社ならある程度コントロールや市とのやり取りでどうにかなるかもしれませんが、各社大まかなルールは同じものの、半分無法地帯とかしている状態です。)
一方シェアサイクルより歴史があり、こちらも、リリース当初は荒れていたものの、今はある程度落ち着いた状態です。
もちろん、電動キックスクーターもリリースされてからある程度、時間がたったので落ち着いては来ていますが、ここで問題というか新しいモビリティのはずでここから更に伸びていくと予想されていましたが、なんと最近電動キックスクーターに乗っている人が明らかに少なくなってきました。
これは定かではありませんが、おそらく、リリース直後よりも最高スピードが遅くなっているように見えます。だから、それなら、自転車の方が速い、もしくは路面電車、地下鉄の方が速い安いということになっているのかもしれません。
シェアサイクルの利用者は一定程度見かけますが、電動キックスクーターは街で邪魔な存在、利用するにもスピードが遅く利便性にかける、その結果シェア電動キックスクーターはそのうち消えていくんじゃないかって思います。その代わり、最近、免許必須もしくは不要でもシェア電動キックスクーターよりスピードがでる個人所有の電動キックスクーターに乗っている人は多く見かけるので、おそらくそっちへある程度は流れていくのかなとも思います。
自分がいつも聴いているポッドキャストでもモビリティについて語られているので長いですが、興味がある人は聴いてみてください。