水を押すんじゃない!ボートが迎えに来るんだ! #68
ここ数回、ローイングについて書いてきましたが、人に伝える。言葉にする。文書にする。ということは、とても難しいなと思いました。
しかも、発信する側の思っていることと、受け取る側の捉え方は違っていることも多いですし!
自分は、最近軽いリズムを覚えたというか、やっと自分の求めていたようなモノに近づいたと思える感じになってきましたが、軽いリズム、軽い動き出し、と言葉で言われても難しいですよね!じゃぁ、全くパワーを使わないかと言われるとそうではないですし。
ただ、以前と比べると、レース後の疲れが変わった気がします。今までは、身体が動かなくなるけど(筋肉が疲れて)まだ体力は残っているような状態が、最近はバランス良く体力と筋肉両方を使えるようになってきた感じです。
今週末はビッグボート選手権で、軽量級ダブルスカル、軽量級無しフォア、オープンクォドにエントリーし、軽量級種目はそれぞれ、3位になることができました。(詳しくは、明日にでも、メインの方に書こうかと思っています。お楽しみに!)
正直言って、今回のレースは様々な問題が合って、ほぼぶっつけ本番のクルーです。一度も練習したこと無いメンバーでクルーを組みレースにでた感じです。
そのときに、メダルを取れた軽量級2種目と予選敗退のクォドの違いは何だったと言うと、これもまた、軽いリズム、軽いキャッチ、ミドルからファイナルにかけてしっかり艇を動かすかどうかできたか、できなかったかの差だと思います。
もちろん、軽量級種目は自分も含め代表経験者が数名乗っているクルーなので、ある程度の経験値はあります。その差もあるかもしれませんが、やっぱり軽く漕げているか、身体を速く動かすことができているか、ここができていたと感じました。
クォドの方は、キャッチでかけてから、一生懸命、艇を動かしている感じ、自分が艇を迎えに行っている感じでした。スタートで加速したら、その速度をなるべく殺さないようにコンスタントに入っていくのが理想ですが、スタートのスピードを借りて、キャッチしたら艇の速度に合わせて、オールを動かすだけ、フィニッシュをしっかり漕いであげるだけ、そうすれば、トップスピード状態でフォワードに行くことができますが、後は艇が勝手に自分の方に向かってきて、再びキャッチをしてあげるだけという状態です。
なので、レートも出やすくなります。今回は1000mでしたが、ダブルスカルでもS/R38-40、フォアでS/R40-41程度で割と楽に漕ぎ切ることができました。もし、キャッチでしっかりかけていたりしていたら、まずこのレートは出ないでしょうし、出たとしても相当燃費が悪く、すぐにバテるはずです。
ということで、サッカーヨーロッパ選手権の決勝を見ていて、延長線からのPKにまでもつれる長試合で、ブログを書いていないことに気づき、急いで書いたので、いつも以上に読みにくかったり、誤字があるかもしれませんが、大目に見てください。笑