静かに漕ごうよ🤫 #75
皆さん、漕いでいるとき声を出しますか?
おそらく、一番声を出すのは、COXかバウの選手だと思いますが、どれぐらいの頻度で声をかけていますか?
バウの場合、声を出している本人も運動をしてるので、ずっと声を出し続けることはできないかもしれませんが、特にCOXに関しては、艇や選手の状態を観察、把握するのが仕事なので気付いたことを漕手に伝える事が役目だと思います。
もちろん、ポジションに関わらず、気づいた事をクルー内で共有することは大切ですが、その声がけ、本当に必要?って思う声がけもよく見かけます。
特に日本の部活動では、声を出してなんぼって思っている顧問の先生もまだまだ多く、意思疎通以外に精神的、教育的な理由で声を出させている学校も見かけます。
だけど、それって、ローイングに必要ですか?もちろん、クルーの状況にもよりますが、必要な事を必要なときに、適当なことを共有できることがクルーがそのクルーの結束感とスピードを向上させることができると思います。
特にCOXからのコールの場合、黙っていると仕事をしていないとか、やる気がないとか思われると心配したり、漕手や指導者から指摘されたり、やりづらい部分もあるかもしれませんが、声を出し続けることは必ずしも得策ではありません。
前にも静かなローイングでも書きましたが、速いクルーはノイズが少ないです。
それは、ボートからでる音だけではなく、人間から出る音もそうです。
また、特にレースのときなど、漕ぐことに必死なときはべらべら喋られても、理解できませんし、端的に今本当に必要な情報が欲しいわけです。それは、トレーニングのときもそうですが、ただ、数を声にだして数えることなど、個人的には全く必要のないことだと思っています。それより、どこをどうするかを伝えましょう。
静かにすることによって、ボートから出る音も感じる取ることができ、更に、静寂なか漕ぐことによって、自分自身で考えることもできようになります。
みなさんも、静かなローイングを心がけてはどうでしょうか。