ワクチン接種済者への日本の新水際対策。けど… #149
ということで、まずは下の引用をお読みください。(特に赤字部分)
(1)コロナ検査証明不所持者の上陸拒否等
Cite: 在デュッセルドルフ日本国総領事館 2021年10月1日時点
●2021年7月1日午前0時以降,ドイツからの日本入国にあたっては,入国当初3日間の検疫所指定ホテルでの待機を必要とせず,入国後14日間は自宅等で待機していただくこととなりました。
●ただし,全ての入国・帰国者は,引き続き出国前72時間以内の検査証明書の提示,空港検疫での検査,14日間の自宅等での待機及び公共交通機関の不使用,位置情報の保存・提示,接触確認アプリの導入等についての誓約書の提出が求められています。詳細は以下の厚生労働省ウェブサイトをご確認ください。
○水際対策にかかる新たな措置について(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html 【本件に関するお問い合わせ先】
○厚生労働省新型コロナウイルス感染症相談窓口(検疫の強化について) 海外から電話の場合:+81-3-3595-2176(日本語,英語,中国語,韓国語に対応) 国内から電話の場合:0120-565-653 照会受け付け時間:日本時間 午前9時~午後9時(土日祝日も可)
【参考】
○新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
○水際対策の抜本的強化に関するQ&A(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
(1)ワクチン接種証明書所持者に対する入国後・帰国後の待機期間の短縮 2021年10月1日以降,ドイツから日本に入国・帰国される方で,かつドイツのワクチン接種センターや薬局で発行されたワクチン接種証明書を所持している方については,入国後 10 日目以降に自主的に受けた検査(PCR 検査又は抗原定量検査)の陰性の結果を,厚生労働省(入国者健康確認センター)に届け出ることにより,自宅等待機の期間を短縮することが可能となります(入国後14日間の自宅等での待機期間の短縮)。 https://www.mhlw.go.jp/content/000836306.pdf
注1:ドイツ政府が発行する紙ベースのワクチン接種証明書(ワクチン接種センターや薬局で入手したEU COVID-19 IMPFZERTIFIKAT/ EU COVID-19 VACCINATION CERTIFICATE)のコピーを検疫所に提出する必要があります。 いわゆる「黄色いワクチン手帳」のみでは有効なワクチン接種証明書とは認められませんのでご注意ください。 デジタル証明書のみをお持ちの方は,検疫所職員にご相談ください。
注2:有効なワクチンは以下の3種類です(ワクチン名/メーカーは日本における名称)。いずれかのワクチンを2回以上接種し,日本入国・帰国時点で2回目のワクチン接種日から14日以上経過している必要があります。 ○コミナティ(Comirnaty)/ファイザー(Pfizer) ○バキスゼブリア(Vaxzevria)/アストラゼネカ(AstraZeneca) ○COVID-19ワクチンモデルナ(COVID-19 Vaccine Moderna)/モデルナ(Moderna)
注3:入国後10日目以降のコロナ検査は自己負担となります。なお,検査実施機関は,PCR検査又は抗原定量検査に対応した医療機関又は衛生検査所とされています。同検査実施機関へは,自家用車等,公共交通機関以外の交通手段で移動してください。 詳しくは,以下のホームページをご確認ください。
○ワクチン接種証明書による待機期間の短縮等について(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/content/000836306.pdf
○海外から日本への入国に際し有効と認めるワクチン接種証明書について(外務省) https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/certificate_to_Japan.html
○ワクチン接種証明書保持者に対する入国後・帰国後の待機期間について(外務省) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C128.html https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100238893.pdf
PDF版はこちら
ということで、赤字の部分が10月1日から新たに適用される日本への入国に対しての政策です。
正直言って、たしかに、4日間でも短縮されることは嬉しいですが、マジですか?たった4日間ですか?って思っちゃいました。
ちなみに、EUはさすがと言うか、便利でこのQRコードの規格等が統一されているので、ほぼどこの国でもデジタル版(スマートフォンアプリ版)が使えます!
話を戻して、今回の政策では、出国地でPCR検査(自費)、空港でPCR検査、4日間短縮したい(条件クリア)の場合もう一度PCR検査(自費)。計3回受けなければならないことになりますが、空港の無償検査を除いて、日本のバカ高いPCR検査をたった4日間の為に受けなければパスできないのかと考えると。。。(されど4日間かもだけど…)
もちろん、念には念をってことでやりすぎぐらいがちょうどいいのかもしれませんし、自分も無責任なことは言えないので難しいですが、例えば、ドイツ場合
A「ウイルスの変異株が蔓延しているリスク地域(Virusvarianten-Gebiet)」からの入国者については,ワクチン接種証明書又は快復証明書の有無にかかわらず,陰性証明書の提示及び2週間の隔離義務が生じます。
Cite: 在デュッセルドルフ日本国総領事館 2021年10月1日時点
B「特に感染の発生率が高いリスク地域(Hochinzidenzgebiet)」からの入国者については,原則として陰性証明書の提示義務及び10日間の隔離義務が生じますが,ワクチン接種証明書又は快復証明書の所持者は,この両方が免除されます。
という形になっています。
日本でも、ワクチンパスポートの導入を検討しているようですが、ドイツ(EU)ではワクチン接種者に対しての優遇がかなりあって、10日間の隔離義務が免除と言うことになります。(まー、最もドイツではほとんどが公立病院で医療崩壊とか起こっていないってのも理由だとは思いますが。)
それに加えて心配なのが、このまま、日本がワクチン接種者に対しても厳しい入国条件を維持し続けると、たいていの場合、日本と相手国は同じ条件の場合のみ入国が緩和されたり、制限撤廃ができることになる場合が多く、世界から日本が取り残されない?ってことも少し心配です。
あと、日本政府よ、コロナのこう言うときでも、縦割り行政を続けるの?って思いますね。ホームページがまじで見にくい。
入国に関しては外務省。検疫に関しては厚生労働省。大使館、総領事館に関しては割とどちらの省庁の情報をまとめて発信してくれているので、まだいいですが、あれ、入国に関してはどっちを見ればいいんだっけ?って、最初の頃はまじで意味不明でした。せめて、コロナのポータルサイトでも作って、そこでまとめて発信してくれーって切実に思います。このままだと、まじで、デジタルワクチンパスポートは新しくできたデジタル庁で管轄するからとかになりそうで怖い…