日本のレガッタスケジュール見直さない? #159
ドイツでは、先週末に行われた、スプリント選手権が今シーズン〆のレガッタでした。
もちろん、その後も、地域レベルでの小さなレガッタやイベントはありますが、今週から徐々にOFFシーズンのトレーニングをスタートします!
一方の日本はコロナの影響でインカレ、全日本が延期なったので、それは仕方ないものの、2000mレースがシーズン終わりに差し掛かっても、あって、春から始まるレガッタシーズンが長すぎて、選手たちの負担になっているように思います。
日本の場合、代表選手も国内レースに出れるようにレガッタスケジュールを組んでいるように見えますが、ドイツの場合、シーズン初めのドイツスモールボート選手権(2000m)には代表候補選手も出場しますが、それ移行はほぼ国内のレガッタでは見かけません。
特に、今年はオリンピックイヤーってこともあって、特に代表クラスの選手をドイツ〇〇選手権では見たことがありません。
もちろん、日本の場合、シニアの選手は実業団所属の選手がほとんどですので、企業としては国内レースに代表クラスの選手も出てもらい、企業名の露出度を上げる為に、勝ってもらいたいと考えていることも多少はあるでしょう。
そのことも理解はできますが、やはりシーズンが長すぎると思います。
例えば、ドイツの場合、代表選考へ出場する場合、年明けぐらいから徐々に代表選考のレースが始まり、3月末から4月頭にスモールボート選手権、その後は評価レースを繰り返しながらかつ、ワールドカップへ出場、世界選手権へ出場し、その後は数週間の休暇をすごいして、ゆっくりと、トレーニングを再開したりします。
代表選考に出なかった選手や落ちた選手は、スモールボート選手権のあと、ヨーロッパ各地で行わるインターナショナルへの出場したりしながら、夏のメインシーズンを過ごし、7ー8月のバケーションシーズンと同時期ぐらいに、夏のシーズンを終えて一度休暇に入り、そのあと、秋のレガッタに向けて、再度軽くトレーニングをし、9月10月に行わる1000mメインのレガッタへ出場し、OFFに入ります。
ということで、各グループともに、夏場にはシーズンを終えて、ゆっくりと休暇を過ごし、再び軽く秋のレガッタを楽しみ、再び冬のトレーニングに励むという形が基本形になっていて、メリハリがあり、コンディションも整えやすいですし、身体だけではなく、気持ちの面でも余裕が持てます!
ということで、特に、日本の夏はヨーロッパと比べ物にならないほど暑いのにも関わらず、真夏にレースをすることもしばしばですが、その時期を休暇期間に当てて、全日本を春から夏までに終わらせてしまえば、もう少し、選手にとっての負担が減り、結果的に、日本のローイング界、代表のレベル向上につながるのでは?と個人的に思いますが、皆さんはどう思いますか?