大混乱の 9-EURO-TICKET!電車も、駅も超大混雑!#378
まずは、お詫びから!
下の記事内にて、
“定期券保有者はかなり得!普段から電車乗りまくっている人たちなので、自分の場合では1ヶ月あたり7,000円も定期代が浮きます!マジ最高!“
とか言ってすみませんでした。
訂正してお詫びします。9-EURO-TICKET、マジ最悪!
とまでは言いませんが、もう少し、良い仕組みがあったのでは?って思ってしまいます。
9-EURO-TICKET がスタートした6月の第一週の週末は月曜日がペンテコステ月曜日という祝日で、3連休でした。
その結果、ある程度は予想されていましたが、ドイツ鉄道も、利用者も想定以上の大混雑!
って、言う自分も、9-EURO-TICKETを使って、大会会場まで行っていたので、なんとも言えませんが、正直、こんなに混むなら、その影響で遅延するなら、9-EURO-TICKETと一般チケットと分けて欲しいと思いました。
駅も、電車も、日本の首都圏の混雑とほぼ変わらないぐらいで、日本の場合、それに対応した駅の設備、車両、両数、編成になっているので、毎日のようにあの状況でも対応できていますが、ドイツでは、そう簡単にはいきません。
まずは、ホームにアクセスする階段とエスカレーターが少なすぎる。大抵の場合、メインコンコースと、サブコンコースの2本があってコンコースとホームを結ぶ階段、エスカレーターは3-4本の場合がほとんどです。
また、車両の方も、一番主要な車両が5両1編成のダブルデッカースタイル。
扉は車両両端に1つずつなので、乗り降りにも時間がかなりかかります。首都圏のグリーン車を想像してもらうと分かりやすいかな?
そうなると、車両中程へ詰めるのにも時間がかかったり、混雑になれていないドイツ人は扉付近で立ち止まったりと所定の停車時間では乗降できないことも多く、その結果遅れにも繋がります。
また、車両自体も、基本完全着席を考えて設計されているのか、通路、デッキまで完全に埋まることを想定していないのか、車両の安全重量をオーバーし、警察とセキュリティまで登場。通路、デッキに立っている人たちは全員車両から降ろされる事態も。
日本の都市圏のように、最大でも10分に一本電車が来るようなら次の電車を利用してもそこまで到着時間に変わりはありませんが、ドイツの場合中距離(地域列車)は大抵の場合1時間に1本から3本。なので、1本逃すと、到着が1時間遅れるとかもざらです。(もちろん、接続の列車を逃したりもします。)
なので、個人的には、もう少し、チケットの料金を上げるなり、有効期限を1週間にするなりで、分散させるのも有効だったのではと思ったりもします。
しかも、ドイツは1995年に、同じような政策を実施していて、その当時は1週間9ユーロチケットだったようですが、車内は超満員で、そのときもカオスだったポイですが、なぜ、学習しなかったのか。しかも、1ヶ月9ユーロ、それが3ヶ月ですよ!
また、この政策で一番問題なのが、普通の通勤通学に利用しているその地域に住む人の交通手段が麻痺してしまうことで、観光地へ向かう路線や大都市圏の地域列車を普段から利用している人が、積み残しや大遅延の影響を被ることです。
ということで、自分の普段使う路線は、まだましなので、いいですが、今後3ヶ月どうなるのか見守りつつ、自分も工夫して利用していきたいと思います!