コースタルローイングレガッタに出場して分かったこと! #441
ということで、レース内容のブログは読んでくれましたか?
まだ読んでいない人がいれば、読んでみてください!
ということで、コースタルローイングをして、分かったことは、『コースタル、おもろい!』『今後この種目はまだまだ伸びしろがある』と大きく2つを感じました。
まだまだ、コースタル種目自体が始まって、数年なので、審判の中でもルールの認識が曖昧だったり、運営も、そして、選手もウヤムヤな感じのところもありますが、ある意味、ある程度の基礎ルールと安全策さえ確定させてしまえば、コースの設置ルールなど、かなり柔軟にできるのでは無いかな?と思いました。
あと、特に、日本は島国で、周りを海に囲まれているので、もっともっと、世界大会を誘致していってほしいなと思いました。
ただ、最初の頃は田舎はなるべく避けて、可能な限り、都心で!お台場がいいかどうかは分からないけど、例えば、千葉とか、神奈川とか、大阪、兵庫、和歌山、広島とかですかね?
たくさんの人に見てもらって、知ってもらって、興味を持ってもらって、通常のローイングにも繋げていけたらなと思います。
あと、今回、FilippiとSwift両方のコースタルボートを漕ぎましたが、以外にも、Swiftのコースタルボートの方が良かった。
もちろん、Filippiの方がモダンでおしゃれ。イタリア人のセンスには敵わないなとは思いましたが、コースタルは、ターンをレース中に頻繁に行う種目。なので、なるべく、ターンを早く、軽くできたほうが有利な訳です。
これが、上の2社で全然違いました。
SwiftのボートはFilippiと比べて、かなり早くターンができ、体力の消耗もかなり抑えられる気がしました。
ただ、ボートに標準装備されている、ストレッチャーのフットストラップがSwiftのものは面ファスナーで、ロングレースならまだしも、早く靴を履いて漕ぎなさなければ行けないビーチスプリントには不向きだな!と思いましたし、やっぱり面ファスナーって、頻繁に付け外し、強い力がかかり続けると貼り付け強度がさがって途中で外れてしまったりする事故も発生しました。
一方のFilippiはActive ToolsのADJUSTABLE SIZE ROWING SHOES が搭載されていて、サイズ調整が可能なクロックスのような素材の靴です。こちらは、靴のようなタイプなので、そこまで固定しなくても、安定して漕ぐことができました。
また、Filippiは一般的なローイングボートと同様、Aliante(バックウイング)リガーですが、ビーチスプリントのときは、リガーを飛び越えて乗り込まないとならず、結構大変でした。
なので、各メーカーさん垂直タイプのリガーかフロントタイプ、もしくは、X型のリガーを開発してくれませんかね?
まー、もちろん、コースタル自体まだまだ、アクティブ人数も少なく、ボートを作って、儲かるなんて程遠い話で、なかなか新モデル開発、発売ができないのかもしれませんが。
あと、よくこの分野にFilippiが参入してきたな!とは思いました。
現状、ほとんどのレガッタでレンタルボートが占めていて、新しいボートはなかなか売れないはず。
また、ボート自体が重くて、横幅も大きいので、輸送も結構たいへんそうでした。
それを考えると、こんな分野に参入せず、中華メーカーに任しておいてもいいのではと思ってしまったりもしますが、ローイングボート製造のパイオニアとして、頑張ってほしいと思います。
ちなみに、ボートの重さは4X+で140kg、2Xは60kg、1Xは35kgだったはず!4X以外は正直自信がないので、参考程度に考えて!
ということで、以上コースタルローイングについて、3日間かけて書きましたが、いかでしたか?