揺れない、滑らかなローイング🚣♂️ #63
まず、ムラさんのツイートを読んでください。(転載失礼します。)
ドイツチームのトレーニングを生で見れたなんて羨ましいです。
— ムラマコト (@Mako_the_Rower) July 4, 2021
ドイツのエイトに限らず、速いクルーは大抵、音が静かですね。
「極めればあそこまでできるのか」という基準のようなものが自分の中に生まれます…
続きは質問箱へ #Peing #質問箱 https://t.co/2CJUuNQoZZ
ということで、匿名の質問箱でムラさんへ質問した人が、城崎で行われている、ボートドイツ代表のオリンピック事前キャンプを見に行ったらしく、その感想が書かれていました。
その後のツイートも引き続きお読みください。
ぼくが19歳で初めて海外の漕ぎを生で見た時のことはあまり覚えていない。たぶん当時は「見る目」が無かったのだと思う。それは24歳で代表選手として初めて海外のレースを経験した時も似たようなものだった。でもコーチとして初めて海外遠征をした時に受けた衝撃は今でもよく覚えている。
— ムラマコト (@Mako_the_Rower) July 6, 2021
ひと言で表すなら「揺れてない」。これが国内でよく見るクルーとの一番の違いに見えた。コーチになって、海外クルーの漕ぎを頻繁に目にする機会を与えられて、早い段階でこれに気付けたのは幸運だったと思っている。当時は誰もそんなことを教えてくれなかったので。
— ムラマコト (@Mako_the_Rower) July 6, 2021
ひと言で表すなら「揺れてない」。これが国内でよく見るクルーとの一番の違いに見えた。コーチになって、海外クルーの漕ぎを頻繁に目にする機会を与えられて、早い段階でこれに気付けたのは幸運だったと思っている。当時は誰もそんなことを教えてくれなかったので。
— ムラマコト (@Mako_the_Rower) July 6, 2021
だから「現地で見る」ことには価値があると思う(ドリルの件はほんの一例だけど)。今、国内の各地で海外から来たクルーが漕いでるけど、現場の邪魔にならない限り、できるだけ見に行った方がいいと思う。今は「見る目」が無かったとしても、「あの時見た」という経験は残る。
— ムラマコト (@Mako_the_Rower) July 6, 2021
ということで、皆さんはどう思いましたか?
自分も、ちょうど、今日関西選手権の動画を少し見ていてちょうど思っていたところだったのでムラさんのツイートも合わせて、紹介させてもらいました。
自分は、ありがたいことにドイツで漕げているので、上の内容については激しく同意しますし、自分の中でそれに気づくことができました。
匿名の質問者も言っている様に速いクルーはやっぱり静かですよね!
ただ、自分は静かと言うより、スムーズで波が立っていないって言うのが1番最初に残った印象です。というのも、ドイツに来てから、フィニッシュに関して、ブレードをスクエア状態で抜いてから、ブレードをターンするということを更に意識して行う様になったので、フィニッシュ等でローロックとスリーブから出る音がカラッとしたドライな音が出るようになりました。
日本にいたときも静かなローイングは良いローイングだと、知っていたのでそれを実践しようとしていましたが、答えだけを求め、その過程ができていなかったので、副産物であるはずの静かなローイングはできていたようでできていませんでした。静かなローイングはあくまでそこまでのプロセスがしっかりできていることによって生まれてくるだけで、副産物をゴールにしては行けないなってことも、今となっては思うことです。
ドイツに来るまでも、数回、海外でトレーニングをしたり、大会に出たりしたこともあり、現地でいろいろな国の速いクルーを間近で見てきましたが、正直なことを言うと見ていたときと、実際にこっちのリズムで漕いだときのイメージと現実は10倍ぐらい違っていました。だから、本来であれば、見るだけではなく、実際に海外で海外の選手と一緒に漕ぐことができれば、1番いいですが、今は状況的にも、そして、海外で外国人と一緒に漕ぐということは簡単なことでは無いので、本当に難しいところですが、自分も可能な限り、それを伝えていければと思っていますので、改めてですが、今後もご愛読いただけると幸いです。