誰と乗ってもそこそこ速いドイツ!🚣♂️ #40
日本でローイングをしていて、他のクラブの人と乗ることってありますか?
おそらく、その機会が一番あるのが国体ではないでしょうか?
そのときってどうですか?同チームで出場するなら別ですが、県で選抜メンバーを選考して組むクルーだと個々は速いけど、クルーボートに乗るとあまりスピードが出ないって経験ないですか?
ドイツでも、近所のクラブや州の合宿で他のクラブの選手と一緒に乗ったり、男女混ぜて乗ったりすることもよくあります。ただ、そのときに、日本で初乗りしたときや、他のクラブの選手とクルーを組んだとき、なんかリズムが違うな。とか、あいつ下手くそだな。とか、こいつ上手いなとか。自分との差を感じることってよくありますよね?
それを感じることがあまり無いです。もちろん、個々人パワーの差はあるのでそこは多少考慮したとしても、フォームやリズムに大きな違いがないのでストレスを感じることが少なく、どちらかと言うと楽しく漕ぐことができます!
別に、他のクラブだから差があって当然だろって思うかもしれませんが、これって結構大問題じゃないですか?もちろん、どの漕ぎが正解、どのリズムが正解とかはありませんが、それが国の中である程度統一されているということは、最終的にナショナルチームに選考されたときに、個々人のフォームやリズムを1から合わせたり、習得する必要が無いので、結果的に強いクルーを作ることに繋がるのでは無いでしょうか?
もちろん、国内大会では各チーム・クラブ共にライバルなるので、特性を出したいのは理解できます。ただ、国としてある方向(目標)があれば、勝つためにはどうすれば良いか、より効率のトレーニングはどの様なものか、さらなる競争が生まれることになるはずです。そうすれば、国のレベル自体も上がり、世界でも通用するローイングを展開できると思います。日ボも指導者講習会など数年前からスタートしていますが、もっとコーチ自体のレベル向上も求められます。って、コーチも個人的には、努力でどうにかなると言うよりは才能もある程度あると思うので、もっとたくさんのコーチが生まれ、コーチ同士でも競争が生まれると良いかなって思います。