WRCの独結果に対して 独漕艇連会長のインタビュー #466
ドイツローイング連盟のモーリッツ・ペトリ会長は、ラシチェで開催された世界選手権でZDF(ドイツテレビ局)のインタビューに応じたときの、内容を翻訳してお伝えします!
掲載元:https://www.rudern.de/news/moritz-petri-wieder-hinter-dem-gemeinsamen-ziel-versammeln
モーリツ・ペトリ — 再び共通の目標に結集するために
プロフェッショナル化について。
昨年決まった新体制が早速動き出しました。つまり、競技スポーツをプロ化し、非政治化することです。ひとつは、競技スポーツは専任のスポーツディレクターが単独で責任をもって指揮するようになったということです。これは、完全にボランティアで運営されている協会を根本的に変えるものです。もう一つは、競技スポーツに対する多くの利害関係者の影響力を抑えるということです。代表チームの推薦委員会を有識者委員会に変更した。委員会には、もはや比例代表制は存在せず、会長である私でさえも委員会の一員ではなくなりました。ローイングという持久力スポーツでは、これが実を結ぶにはしばらく時間がかかる。残念ながら、まだまだです。
スポーツディレクターのマリオ・ウォルト氏への批判について。
もし、大きな賞賛が欲しいのであれば、私は今日、スポーツディレクターをクビにするでしょう。しかし、それでは何の解決にもならない。だからこそ、勇気を出して鏡を見る必要がある。この鏡は、私たちの状況を分析する第三者の力によって造られたものだ。そして、明らかになった問題点に取り組み、解決していくことです。最後には、人事についても必ずお話しします。
連盟への外部助言のための予算について、多く議論された件について。
木曜日に「外部のコンサルタントを入れたい」と発表してから、プロボノで協力したいという有名なコンサルティング会社から毎日3件のオファーが来ています。
DRV(ドイツローイング連盟)の最大の問題点について。
このように、競技スポーツには多くのこだわりがあることは、前にも述べたとおりです。「料理人が多いとスープが腐る」ということわざのとおりです。もう一度、オリンピックのメダルを獲得するという共通の目標に向かって結集しなければならないだろう。しかし、今のところそうはなっていないようです。
アスリートからの批判について。
我々は有能な監督を擁していると確信している。私は、アスリートたちの発言を歓迎します。これにより、連盟に必要なカルチャー変革が目に見える形で具体化されるのです。選手の声に耳を傾けると同時に、自分たちが若かりし頃、反抗期だった頃のことを思い出し、何でもかんでも天秤にかけるようなことはしないようにしたいと思います。
アスリートの特別な権利について。
私たちは、チームスポーツであることをもう一度思い出し始める必要があります。そして、私たちは文字通り、みんな同じ船に乗っているのだということを。選手たちには、オリンピックの金メダルという夢がある。同時に、これらのメダルを獲得することが連盟の目標でもある。このことを再認識することが、大きなチャレンジとなるでしょう。
ローイング世界選手権 立て直した英国、惨敗のドイツ #465
ということで、2022年の世界選手権も終わり、今シーズンの世界レベルのレガッタはほぼ全て終了しました。
東京オリンピックでは散々な結果だったイギリスとドイツですが、翌年のメインレースである、世界選手権では、2国間で大きな違いがありました。
イギリスの方は、金メダル7つを含む合計12個のメダルを獲得し、世界でトップ成績。
一方のドイツの方は、男子シングルスカルのOliver Zeidler が唯一の金メダル。合計5つのメダルしか獲得できませんでした。
And just like that, the 2022 World Rowing Championships are over! 😢
— World Rowing (@WorldRowing) September 25, 2022
Great Britain topped the medal table, with an impressive 7 gold 🥇💪#WRChamps #WRCHRacice pic.twitter.com/GSkCLbqn3O
以下は、結果の総合表ですが、金メダルは少ないものの、オランダやオーストラリアも2位、3位に多く存在していて、結果を残して来ています。
あと、ドイツの中では、エイトがFinal-Aに進出できなかったことが大きな話題になっていて、ドイツローイング協会やエイト担当のトレーナーも立て直しに全力をあげると言っています。(詳しい内容についてはまた後日記載します!)
とは、言っても個人的に、嬉しかったのは、PR3 Mix4+のドイツ代表が2位に入ったことです。
メンバーの2人が自分のクラブ所属の選手で、残りの2人も知り合い。自分のトレーニングしている、レガッタコースケルンでもよくトレーニングをしているところを見ていていたので、銀メダルを獲得してくれて、良かったです!
ドイツは、今シーズンがスタートする前、コーチ人事でトラブル。
ワールドカップでもコロナのクラスターでZeidlerを除くスカルチームが全滅。
U19、U23、シニア、パラの合宿を実施しようとしたところ、強化部と経理でトラブルが発生し、思うように実施することができなかったりで、トラブル続きのドイツローイング連盟とローイングドイツ代表チームですが、シーズンが終わり、立て直しを図ることも明言されているので、それに期待しつつ、選手たちはオフシーズンを楽しみ、連盟側はそこらへんのオーガナイズの改善に取り組んで来シーズン、パリオリンピックに向けて、前進して欲しいと思います!
日本 10月11日から外国人一般観光客の入国解禁! #464
やっとですよ。
今日、外務省が発表した情報によると、10月11日からついに外国人観光客が自由に日本へ出入りできるようになります!
新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置(2022年10月11日以降適用)
2022年09月26日
9月26日、新型コロナウイルス感染症に関する水際措置見直しの詳細が公表されました。10月11日午前0時(日本時間)以降適用される措置の概要は以下のとおりです。
1.外国人の新規入国制限の見直し
外国人の新規入国について、日本国内に所在する受入責任者による入国者健康確認システム(ERFS)における申請を求めないこととします。併せて、外国人観光客の入国について、パッケージツアーに限定する措置を解除します。
2.査証免除措置の適用再開
査証免除措置の適用を再開します。
3.検査等の見直し
新型コロナウイルスへの感染が疑われる症状がある帰国者・入国者を除き、入国時検査を実施せず、入国後の自宅又は宿泊施設での待機、待機期間中のフォローアップ、公共交通機関不使用等を求めないこととします。ただし、全ての帰国者・入国者について、世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに掲載されているワクチンの接種証明書(3回)又は出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出を求めることとします。
4.入国者総数の管理の見直し
現在1日50,000人目途としている入国者総数の上限は設けないこととします。
(以下所略)
Cite: 外務省 海外安全ホームページ
ということで、今年に入って、入国者数制限の引き上げやツアー旅行のみの外国人の入国は少し緩和されましたが、残念ながら、自由にというところまではなかなか進みませんでした。
日本は、一度制限してしまうと、解除までとにかく時間がかかる国なので、まだかまだかと自由に入国することができる日本人の自分ですらそう思っていましたが、やっとです!
まー、おそらく、今日から、新型コロナウイルスの全数把握から限定把握に移行し、行政手続きの負担も多少減るということ等も考慮して、来月から外国人観光客の入国も再開になったのかもしれません!
とにかく、自分も周りのドイツ人でも日本へ行きたい!行ってみたいという人も何人かいて、やっと、彼らに来れるようになったよ!レガッタに出ることができるようになるよ!といえることができそうなので、良かったです!(ただ、日本ってインターナショナルレガッタなるものがないんだよね…)
久しぶりに国体の壮行式に出席! #463
大雨の翌日は嘘みたいな晴天! #462
ということで、国体まで残り1週間!
昨日は、台風の影響でかなり天気が悪く、今日(土曜日)は、一転、晴天でかなり暑かったです!
1週間前ということで、そこまでロングでは漕ぎませんが、それでも久々汗ダラダラでした。
今日は、少しドリルを多く取り入れながら、2人の動きを合わせていくことを意識していきましたが、少しは、良くなってきたかな?って思っています!
そして、今日はPCR検査も行い、国体が近づいてきているなっていう実感もありますが、数年ぶりの日本での公式レースは楽しみでありつつ、配艇練習とか懐かしい。だけど、ちょっとめんどくさって思いつつ、1000mレースを楽しみたいと思います!
日本帰国!やっと入国はほぼ正常状態に! #461
ということで、国体に向けて、一時帰国をしたわけですが、今回は、フランクフルトから日本へは、Lufthansa の直行便を利用しました。
そして、一番心配していた、ドイツの空港のカオスですが、ほぼ問題なく、通常通りのドイツの空港に戻っていました。
乗客も空港の時点で、かなり多く、超満員とまで言いませんが、程よい混み具合でした。
ただ、日本 – ヨーロッパ便はかなり需要が増えているのか、エコノミークラスはほ満席状態でした。
3列席で真ん中の座席に座る人がいなかっただけマシですが、それでも、ウクライナとロシアの戦争があり、ロシア上空を飛ぶことはできないので、約13時間の超ロングフライトでした。
しかも、使用機材は747-800 ジャンボジェットで世代もかなり古め。
日本ではジャンボジェットはすでに引退しており、ルフトハンザでもB747は少し古参で、A380やA350に置き換わったりしていますが、今回は外れでした!(もうすぐ乗れなくなってくるはずなので、ある意味いいかもしれませんが笑)
自分は、ここ最近のフライトで、機内エンターテインメントサービスをほぼ使わず、ほぼラップトップのNetflixアプリに事前にダウンロードしておいた映画やドラマを見ることがほとんどですが、B747のディスプレイは数世代も前のような超荒々しい画質で、メニュー画面ですら、見るに堪えない画質でした笑
話は飛びますが、Lufthansaの一部機材には、画面すらついておらず、自身の携帯端末やラップトップ等を機内Wi-Fiに接続して、おそらく、機内サーバーに保存されている動画を閲覧する形になっているものをあって、これはかなり良かったです!自分のBluetoothイヤホン等も使えるし!
そして、十数時間の移動なので、機内食も楽しみの一つだとは思いますが、これにはかなりがっかり。
今まで、Lufthansaには数回乗りましたが、かなりご飯はいい印象でした。
ただ、今回はひどかった。味は良かったです。
ただ、フラッグシップキャリアにも関わらず、食事は選択性ではなく、一択のみ。
一択ということはベジタリアン対応。(特別食希望者省く。)
おい、まじかよ。もう、魚か肉かとか、ポークかチキンかとか選べなくなったのかよ。
なんで、ベジタリアンが優先されているんだよ!って感じでした。
あと、今までって、離陸して、シートベルト着用サインが消えたときや、事前に飲み物とスナックが配られることが多かったですが、それもなし。
いや、流石にLCCじゃないんだし、ちょっとコスト削減し過ぎじゃない?って思ってしまいました。
4スターに格下げされたのもちょっと納得かな?って思ってしまったり。
食事のあとは、2本ほどドラマを見て、時差ボケ対策で睡眠に!
数時間寝たあと、目が覚めて、少しお菓子を食べて、TwitterとかInstagramを見たり返信をしたりしていたら、また眠くなったので、次に機内が明るくなるまで寝て、朝食を迎えましたが、これまた、がっかり。チーズとパプリカペーストが塗られたサンドイッチとヨーグルト、Conyのミューズリーバーだけ。
果物等もなく、かなり、質素な感じが否めませんでいた。
そして、ご飯を食べているうちに、日本海上空へ!ジャンボジェットの安定感で羽田の強風にもそこまで煽られることなく着陸。
コロナ禍では飛行機がボーディングブリッジと接続されても、アナウンスがあるまで、座席を立つことは許可されていませんが、日本人まで大量に立ちだし、自分の荷物を取ろうとしていましたが、日本語でも説明してるんだから、そこは協力しろよ!って思っていたら、客室乗務員が止めに入って一段落。
9月7日からワクチン3回接種者はファストトラックが利用でき、更に、My SOS アプリから事前に情報を入力していると、QRコードを検疫所で見せてスキャンしてもらうと、ほぼ待ち時間0で入国できます。
流石に、約2年も続いたコロナの水際対応なので、手続きや順路はスムーズになっていましたが、このMy SOSアプリだけは、まじでクソアプリです。
正直アプリである必要性もないし、パスポートやワクチン証明書の画像ファイルのアップロードがうまくいかないし、普通に考えて、海外から入国した人は空港のFree Wi-Fiやローミング以外でインターネットにアクセスする手段は難しいのに、オンラインにしないと、QRコードの表示ができず、キャッシュでオフラインでも表示できるようにしろよと言うか、いちいちブラウザに飛ばなくても、アプリ内にQRコードを表示させろよ!とは思いますが、それは数ヶ月前から全く変わっていませんでした。
という感じで、荷物を受け取り、税関を通過し、羽田空港第2ターミナルまで向かい、東京モノレールの改札横にあった吉野家が目に入り、一度荷物を預け入れして、また地下まで降りて、初日本食は吉野家になりました!
【質問来てた!】どんなトレーニングをしてる? #460
【質問内容】
現在どんなトレーニングをしていますか?
質問ありがとうございます!
どんなトレーニングが最適かどうかは秋のレーススケジュールにもよるかもしれませんが、自分は今秋のシーズン中なので、最大16km/ 1モーションですかね!結構レースが立て続けにあるので、筋トレはあまりできていません。
また、大会が立て続けにあると、レースに向けた調整が少し大変になってくると思われるかもしれませんが、秋のレガッタはそこまで調整という調整もしないので、1週間前に、750mか500m等のテストトライアルをやって、数日前にもう一回、短めのトライアルやスタート練習をして、レースを迎えるという感じです!
まー、あとは、全てレガッタで最高パフォーマンスを出そうとするのではなく、どれかに照準を合わせて、レースを漕ぐのもいいかもしれません。
そしたら、気楽に楽しく漕げるしね!
ということで、皆さんおそらく、国体は本気で戦いに来るとは思いますが、秋のレガッタは楽しく漕ぎましょう!!!
国体に向けた前哨戦 クレーフェルドレガッタ #459
2日ぶりにこんにちは。
土曜日は帰りが少し遅かったので、ブログの更新は諦めましたが、昨日は帰ってきて、ご飯を食べてい、PCでYouTubeをうつ伏せ状態で見ていたら、気がついたら朝の4時になっていました笑
ということで、一日遅れの報告になりますが、国体に向けた前哨戦の秋のレガッタ、クレーフェルドレガッタの結果を書いていきたいと思います。
今回は、シニアメンバーも休暇や他の予定で参加できない人が多くダブルスカル2回とシングルスカル1回での参加となりましたが、秋のレガッタらしく、気楽に楽しむことができました。
ただ、季節の変わり目ということもあって、天気は最悪でした。風は強いし、雨も強いし、雷は途中で鳴るわで散々でした。なので、くっそ寒かった。
土曜日は夕方17時頃のダブルスカル1回だったので、昼からのんびりと会場入りして、レースに臨みました。
結果は、1位!このコースにしてはかなり条件の良いコンディションでかつ、レーンもあたりだったので、良かったです。
ちなみに、M2Xは2組ありましたが、もう一つの組だったら、かなり接戦になっていて、危なかったかも!
日曜日は、午前中シングルスカルで出場!結果は2位でしたが、リズムやスピードはそこまで悪くなかったので、個人的には悪くないなって感じです。
そして、日曜日午後は、国体に向けて大切な前哨戦になる、福井修聡とダブルスカルでレースに挑みました。
当たりは、昨日、自分たちのもう片方のブロックで優勝したかなり速い相手で、しかも、向こうはコース条件もかなり有利、こっちは、風上でかなり不利。スタートで少し出られてしまい、750mでキャンバス差ぐらいまで詰めましたが、その横をカタマランが通過、ラストスパートってところで波にもやられ、相手は更に上げて、2位でゴールとなりました。
ただ、国体までに、強い相手とレースできて、いい前哨戦となったことは事実なので、これをポジティブに捉えて、本戦を頑張りたいともいます!
秋のシーズン第2部スタート&国体に向けて #458
本当は昨日、書こうと思っていたら、まさか寝落ちししてて、目が覚めたら朝4時でした。(ベッドの上で横になってたらそのまま寝てた笑)
ということで、毎年恒例の秋のレガッタ、クレーフェルドレガッタに向けての積み込みをして、大会前のトレーニングを終えました。
今年は、シニアの参加が少ないのでクォドルプル、エイトでの出場はありませんが、ちょうど国体前にダブルで福井レースに出れるのは丁度いい機会になりそうで良かったです。
あ、そうそう、日大の後輩の福井がドイツに来たよ!
自分は、ダブルに2エントリー、シングルに1エントリーと今回は控えめのエントリーです。(去年は辛かった。シングル4エントリー…)
ということで、日本人2人でどんな結果を出すことができるか楽しみですが、国体に繋げていけたら良いなって思っています!