東京オリンピック【ボート】29日まとめ #86
ボート競技5日目が終了し、残すところあと1日となりました。
今日は男女ペア、軽量級男女ダブルスカルのファイナルAと男女シングルスカルの準決勝のレースがありました。
日本代表からは、軽量級女子ダブルスカルのファイナルB(順位決定戦)と男子シングルスカル準決勝A/Bのレースがありました。
まずは、軽量級女子ダブルスカルから。
結果はファイナルB(順位決定戦)4位。総合10位で終了しました。
上がファイナルB、下がファイナルAの結果ですが、ほぼキレイにタイムが並んでいますね。
特に速いクルーの500mごとのラップタイムに注目してほしいのですが、第1Qはスタートがあるので1番速く、第2、3Qはどちらもほぼ同じタイム。そして、ラスト500m、第4Qは1-3秒程アベレージが速くなっているクルーが多いです。このようなレースプランはとても重要で、このようなレースプランを実践できているクルーが多いのはやはり経験と実力があるクルーばかりが出ているオリンピックならではの結果ではないでしょうか。
男子シングルスカル(荒川)は準決勝A/Bを6位でゴールし、ファイナルB(順位決定戦)へ進みました。
非常に残念なことですが、これで、日本のボート(ローイング)の表彰台への道は途絶えてしまいました。
ただ、オリンピックでオープン男子シングルスカルでファイナルBへ進むことができたことは日本のボート界にとって、快挙であり、希望を与えてくれる結果では無いでしょうか。明日のファイナルBも頑張って欲しいです。
ちなみに、荒川選手と同組に出ていた、優勝候補とされていた、ドイツの Oliver Zeidler は1500mまで2位を保っていたものの、結果はなんと4位。
ドイツのライブ放送でも、安全なポジションをキープしてゴールするでしょうとアナウンサーが実況していましたが、最後の最後でまさかの失速。1800mからの実況では『もう、ツァイドラーは安全なポジションでは無い、Ohh God!4位でゴール』
何が、あったのかは分かりませんが、いつもと比べると、身体の動きが悪い感じに見えました。なんと言うか軽いリズムというより、重いリズムに見えました。
ドイツは軽量級男子ダブルスカルが2位で銀メダルを獲得できたものの、あとは男子エイトのみ。
ドイツのローイング界はお通夜状態で、自分のコーチも新しい世代、新しいコーチ、新しいマネージメント、新しいトレーニングを見つけていくしかないと言っていて、何が起こっているんだと、残念そうにしていました。