ドイツの高速鉄道定時運行率2ヶ月連続60%切り… #427
9ユーロチケットも残すところあと3週間になりました。
3ヶ月あっという間に過ぎ去っていきましたが、ここ最近、以前より、どの時間帯も鉄道の利用者が増えたのは普段から乗っている身としても体感できるレベルです。
9ユーロチケットは議会が予算を通して、成立したもので、9月以降も継続するのか、現在検討中です。
値上げをして、1ヶ月39-69€程度、1年間360€チケットにする案、様々な意見が各党、各地域鉄道グループが言っていますが、まだ決まっていません。
ここまでの話は、あくまで在来線網の話で、長距離鉄道は通常通りの価格です。(多少キャンペーンで安くなっているけど。)
ドイツ鉄道では、毎月、定時運行率を公表していますが、6月7月は特にひどく、定時運行率はなんと60%を切ってしまいました。定時運行と言っても6分以下は定時運行に含まれるので、5分程度の遅れを含めるともっと酷いでしょう。
遅延の原因としては、設備工事等で減速運転をしないといけないから。そして、鉄道利用者の増加です。
日本と違って、ヨーロッパの鉄道は基本的に、在来線と高速鉄道、長距離鉄道が同じ線路を走り、同じホームに停車することが多いです。
なので、在来線の利用客が増加して、乗り降りに時間がかかったり、トラブルが発生すると、長距離鉄道網までに、遅れが波及し、結果的にこのような結果になってしまったとドイツ鉄道も分析しています。
日本で新幹線はほぼ定時運行されていて、そこまで運休や遅れを気にして利用する必要はありませんが、ドイツの場合1時間は余裕をもって予定を組んでおかないとその後の予定が崩壊します。(おすすめは2時間もしくは前泊)まー、国内の移動程度なら、問題ありませんが、高速鉄道を乗り継いで、飛行機にのる場合はまじでリスクが高いので、ドイツに来て、高速鉄道を使おうとしている人は気をつけてくださいね!